2023年度の福岡未踏修了生クリエータから、1件(大塚 敏郎、秋穂 正斗)が、「TGCA(Top Game Creators Academy)」の1期生クリエイターに採択されました!
福岡未踏では、今後も全国で活躍する若手クリエータを発掘・育成していきたいと思います。
TGCA とは
世界で評価されるオリジナルのゲームIP・コンテンツを創出できる、優れたアイディアと技術力を持つクリエイターを育成することを目的とする、文化庁基金による事業です。2025年度は全国から10組のクリエイターが選出されました。
採択されたクリエイターには、伴走支援アドバイザーが全期間伴走し、制作に関する技術スキルだけでなく、ビジネスに関する知識やモノづくりの考え方・行動等についての学びの成長も進めます。さらに、国内外のイベント出展を基軸とした世界デビューの後押しを実施します。
- 事業詳細:https://tgca.jp/
- 運営事務局:コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
クリエータからのコメント
2023年度福岡未踏では、自身のゲームづくりの楽しさをきっかけに、複数人でコミュニケーションを楽しみながらゲームを作る「GAME Session!」というプラットフォームを提案しました。この時期はプロトタイプの制作を通じて技術を磨きながら、アイデアの面白さや意義を自分自身や周囲に確認する期間だったと思います。
その後、開発は一旦中断していましたが、未踏ITなどの経験を経て「またやるぞ」と思い立ち、福岡未踏での構想を引き継ぐ形で新たに「カラクリッコ」というゲーム開発をスタートさせました。このプロジェクトには福岡未踏の同期である秋穂正斗くんにもチームに加わってもらっています。
彼とは福岡未踏時代からVPL(ビジュアルプログラミング言語)への共通の関心から意気投合し、今回はバックエンドやAI分野を担当してくれています。私はデザインやゲーム開発を得意としており、お互いの専門領域が良い感じのベン図になっていて、信頼を置き合えるクールなチームだと思っています。
福岡未踏での経験は、社会に向けて創作物を発信するという姿勢の大切なスタート地点になったと実感しています。また、秋穂くんをはじめとする福岡未踏で出会ったギーク達との交流は現在も続いています。
今回はTGCAという育成事業に採択され、2年間の伴走支援を受けながら「ゲーム」として魅力的な作品を完成させ、一般公開することを目標としています。
ゲーム分野に限らず近年はクリエイターを支援する事業が増えているようで、ビッグ・ウェーブを感じますね。
(大塚)