2026年度 クリエータ公募要領
1. 理念と求める人材
福岡未踏的人材発掘・育成コンソーシアム(以下、「福岡未踏」)は、福岡県内に在住または通学・通勤する若手クリエータを発掘し、その才能を育成することを目的としています。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「未踏IT人材発掘・育成事業」をモデルとしつつ、地域特有の独自性を取り入れた複数の支援プログラムを運営しています。プロジェクトマネージャ(PM)やメンターには、IPA未踏事業の経験者、先端分野の研究者、起業家など、多様な専門家が参画し、クリエータの活動を強力にバックアップします。
本事業は令和5年度の発足以来、3年間で131名の次世代クリエータを輩出してきました。これまでに、IPA未踏ITへの採択(2件)および「未踏スーパークリエータ」の誕生、未踏アドバンストでの採択(2件)、さらには8件の法人設立や事業化につながるなど、地域発の取り組みとして着実かつ確かな成果を上げています。
福岡未踏では、新しい未来を創造するシステム、社会課題を解決するアプリケーション、表現の幅を広げるライブラリやゲーム制作支援ツールなど、既存の枠組みにとらわれないソフトウェアやシステムの開発に挑戦する若者を支援します。本事業での経験を糧に、IPA未踏への挑戦や起業へと羽ばたき、福岡から世界を動かす人材が生まれることを期待しています。
選考においては、技術的な完成度のみならず、皆さんが抱く「作りたい」という強い熱意と独創性を重視します。我々の想像を超えるアイデアと、圧倒的な熱量を持つ若い才能の応募を、心よりお待ちしています。
2. 募集コースと支援内容
福岡未踏では、参加クリエータの技術レベルやアイデアの構想力に応じた複数の支援プログラムを用意しています。
自由課題については、提案されたアイデアの内容に基づき、福岡未踏側で最適なコース(ProまたはGrow)を決定します。予算や期間(最低開発期間:5ヶ月)の制約にとらわれない、独創的かつ壮大な提案を期待しています。2026年度は、最大で7ヶ月、150万円の支援を行います。
なお、全コースにおいて、プロジェクト管理やチームマネジメントを自律的に遂行できる個人またはチームを対象としています。プロジェクト期間中は自律的に開発を進めるとともに、担当プロジェクトマネージャー(PM)やメンターとの会議を積極的に行うことが採択の必須条件となります。また、年5回開催される発表会および合宿への参加も義務付けられています。今年度の予定は以下の通りです
【2026年度 全体行事予定】
- Pro採択者顔合わせ + Solve説明会:2026/7/12(日)
- 中間発表合宿:2026/9月 日程調整中
- 中間発表会(公開):2026/11/21(土)
- 成果報告合宿:2026/12/27(日) – 29(火)の間の、2日間で調整中
- 成果報告会(公開):2027/1/30(土)
コースの概要
自由課題コース(呼称:Pro/Grow)
実現したい「オリジナルのプロダクトアイデア」を提案するプロジェクトです。PMによる提案内容の審査/評価をもとに、プロジェクト期間と支援上限金額を決定し、採択します。採択後は、適任のPMをアサインし、PMによる伴走支援を受けながら、プロダクトの具現化を目指します。
プロジェクト期間:5ヶ月〜7ヶ月
Pro(7ヶ月):2026年7月1日〜2027年1月31日
- 事前エントリー締め切り:2026/6/5(金)
- 本エントリー締め切り:2026/6/6(土)
- 2次審査(面接):2026/6/21(日) 予備日(2026/6/20(土))
Grow(5ヶ月):2026年9月1日〜2027年1月31日
- 事前エントリー締め切り:2026/8/7(金)
- 本エントリー締め切り:2026/8/8(土)
- 2次審査(面接):2026/8/23(日)
支援金額:50万円(税抜) 〜 150万円(税抜) ※Pro/Growの種別ならびに支援金額は提案内容に応じて決定します。
課題解決コース(呼称:Solve)
スポンサーが設定した課題に対して解決アイデアを提案するプログラムです。提示された課題に対して提案書を提出いただき、最も優れた提案書を採択の上、PM、Solveメンター伴走の下、プロジェクト開発を行います。Solveはスポンサーに応じて決まるため、今回、何件の募集があるかは未定です。ぜひまずは自由課題(Pro/Grow)への応募を検討してください。
プロジェクト期間:5ヶ月(2026年9月1日〜2027年1月31日)
支援金額:上限50万円(税抜)
Solo課題説明会:2026/7/12(日)
本エントリー締め切り:2026/8/8(土)
2次審査(面接):8/23(日)
メンタリングコース(呼称:Jump)
これまで福岡未踏を含む全国のAKATSUKIプロジェクトを経験したことのあるクリエータを継続的に育成し、IPA未踏採択など、さらなるステップアップに向けた支援をするとともに、コミュニティの活性化を担う人材として育成することを目的としています。合宿などのイベント参加支援とメンタリング支援のみを行います。
プロジェクト期間:2026年7月1日〜2027年1月31日
本エントリー締め切り:2026/6/6(土)(Pro部門に準ずる)
3. 募集要件
提案者は、以下の条件をすべて満たすことが必要です。
・2026年4月1日時点で30歳未満(高校生以上)の個人並びにチーム
・チームの場合は、構成メンバーは最大3名、全員が30歳未満であること。
・社会人の場合は、兼業の可否を勤務先に確認済みであること。
・未成年の方は、保護者の同意があること。
・過去、福岡未踏Solveを修了したクリエータは、自由課題コース(呼称:Pro/Grow)に応募することができます。
・プロジェクト期間を通して、福岡県内に在住している、又は福岡県内に通学通勤していること。
・提案するプロジェクトを活用して、日本のIT関連産業の発展に寄与する意欲があること。
・自ら又はチーム構成員が、暴力団員等の反社会的勢力に該当しないこと、及び将来にわたっても該当しないこと。
・暴力団等に対して資金等を提供し、又は便宜を供与するなどの関与をしていないこと、及び暴力団等と社会的に非難されるべき関係を有していないこと。
・原則として、福岡未踏が実施するすべてのイベントに参加できること。
4.応募から採択までの流れ
審査は、1次審査(書類選考)および2次審査(プレゼンテーション審査)の2段階で行います。 ※課題解決コース(Solve)の応募方法は、2026年7月12日の課題発表時に公開します。
(1) 選考プロセス
具体的な日程は「2. 募集コースと支援内容」の項目を確認してください。
- 事前エントリー 専用のWebフォームより、申請者情報および必要事項を入力してください。完了後、登録メールアドレス宛に事務局から「課題提出方法」の詳細を通知します。
- 応募書類の提出 事務局が指定する方法に従い、期限内に書類を提出してください。なお、受付期間内であれば再提出が可能です。
- 2次審査の通知 1次審査通過者にのみ、2次審査の案内(日時・会場等)を通知します。
- 2次審査(プレゼンテーション) プロジェクトマネージャ(PM)に対し、プレゼンテーションを実施していただきます。今年度は対面での実施を予定しています。
(2) 事前エントリーの方法
以下のURLより、該当するコースのフォームに入力してください。チームで提案する場合は、代表者が一括してエントリーを行ってください。
- Pro/Grow/Jump エントリーフォーム: https://link.arakawa-lab.com/entry2026
- Solve エントリーフォーム: ※2026年7月12日の課題発表時にお知らせいたします。
(3) 提案書の作成および提出方法
コースごとに作成ルールが異なります。必ず以下の事項を遵守してください。
- 自由課題コース(Pro/Grow)およびメンタリングコース(Jump):
- 必ず指定の応募書類(フォーマット)を使用してください。指定フォーマット以外の提案書は受理できません。
- 書類は事前エントリー後に案内する専用フォームへアップロードしてください。
- 課題解決コース(Solve):
- フォーマットの指定はありません。作成の詳細は「よくある質問」の「1-b. 提案者の要件(Solve提案者への補足事項)」を参照してください。
応募書類(指定フォーマット)のダウンロード
【作成上の留意事項】
- 全項目に回答してください。
- 回答欄のサイズ変更、および図表の追加は自由です。
- ページ数に上限はありません
5.契約について
(1) 契約の形態
採択決定後、運営事務局(株式会社InnovationBASE九州)とクリエータとの間で「委託契約」を締結します。
※プロジェクト開始後のクリエータ、プロジェクトマネージャー(PM)、および運営事務局の具体的な役割分担については、本契約等に基づき定められます。

(2) 契約規模(プロジェクト費用)の算定
1プロジェクトあたりの総契約規模は、以下の基準により決定されます。
算定式: 「作業時間」 × 「時間単価」
時間単価: 採択されたコースごとに定められた額が適用されます。
(3) 費用の対象(人件費のみ)
本事業において事務局から支払われる委託費用は、「人件費」に限定されます。
自己負担の原則: 開発に伴う物品の購入費(PCや周辺機器など)や、各種サービスの利用料については、事務局からの別途支給はありません。これらはすべて、支給された人件費の範囲内からクリエータ自身で支出する必要があります。
(4) 支払手続(月次精算)
費用の支払いは、毎月の活動実績に基づく精算方式にて行われます。
月次報告書の提出: クリエータは毎月、当該月に実施したプロジェクトの開発内容と作業費用を取りまとめた「月次報告書」を作成し、PMに提出し、確認を得たあと、事務局へ提出します。
事務局による検査: 事務局は、提出された報告書の内容が適正であるか確認・検査を行います。
金額確定・支払い: 検査完了後、当該月の委託金額を確定し、月ごとに支払いを行います。
(5) 旅費交通費の取扱い(支援金枠外)
中間報告会や合宿など、運営事務局が指定するイベントへの参加に伴う旅費交通費は、運営事務局が全額負担します。
この旅費交通費は、上記(2)で算定される「支援金額(プロジェクト費用の上限)」には含まれず、別途の取り扱いとなります。
(2026/5/8 更新)
