2024年度クリエータ公募要領
1. 理念と求める人材
福岡未踏的人材発掘・育成コンソーシアム(以下、「福岡未踏」という。)は、福岡県在住の若手クリエータを発掘・育成するために設立されました。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する未踏事業をモデルとしつつ、地方ならでは独自性をいれ、3つの支援コースを用意しました。PM・メンターには、IPA未踏経験者を始めとして、さまざまな分野の研究者、企業関係者など幅広く参加いただいています。2023年には21プロジェクトを採択し、高校2年生から社会人まで50名のクリエータを育成しました。
福岡未踏では、今の世界の不便を解決するアプリや新しい未来を作るシステム、これまでにないエンタメやゲーム作成を支援するライブラリなどを開発する若手クリエータの支援をしたいと思っています。そして、福岡未踏での経験を土台に、IPA未踏にチャレンジしたり、起業したりするような若者が福岡から生まれることを期待しています。
提案書、そして、面接でその熱意をありったけぶつけてください。我々が驚くようなアイデア、圧倒的な熱量のある若手人材が応募してきてくれることを願っています。
2. 支援内容と開発期間について
2024年度の福岡未踏は、自由課題に対し7ヶ月間・最大100万円を支援するProコースと、企業課題に対し5ヶ月間・最大50万円を支援するSolveコース、経験者を対象とするJumpコースの3つとなります。Proは、チームマネジメントやプロジェクト管理などを自律的に行える個人・チーム(最大3名まで)が対象となります。Jumpは、すでに未踏事業やAKATSUKI事業で発掘済みの経験者を支援するもので、金銭的な支援はありませんが、PMメンターによる人的支援と合宿費などコミュニティ活動について支援を行います(5/23に新設)。Proと同レベルで採否を決定します。いずれのコースも、PMとのブースト会議、中間発表会、合宿、成果発表会には原則として参加していただくことが必須です。
Proコース
採択された提案プロジェクトをもとに、7ヶ月間(2024年7月から2025年1月)のプロジェクト開発を行います。PM・メンターによる支援は適宜行うとともに、他の採択者も交えたブースト会議などを経て、提案したプロジェクトの具現化を目指します。開発期間中に最大100万円を支援します。
Jumpコース
採択された提案プロジェクトをもとに、7ヶ月間(2024年7月から2025年1月)のプロジェクト開発を行います。PM・メンターによる支援は適宜行うとともに、他の採択者も交えたブースト会議などを経て、提案したプロジェクトの具現化を目指します。開発期間中の金銭的な支援はありませんが、合宿費などコミュニティ活動について支援を行います。
Solveコース(企業課題および選定方法は6月下旬以降公開)
企業から提示された課題に対して提案書を公募し、企業によりクリエータを選定します。選定方法は企業によって異なります。選定されたクリエータは企業と打ち合わした上で、5ヶ月間(2024年9月から2025年1月)のプロジェクト開発を行います。Proと同様にPM・メンターの支援、ブースト会議などもあります。
3. 募集要件
提案者は、以下の条件をすべて満たすことが必要です。
- 2024年4月1日時点で30歳未満の個人及びこれらの年齢で構成されたグループ(推奨2名以下、最大3名)
- 社会人の場合は兼業が可能かどうか勤務先に確認した上で応募してください。
- 未成年の方は保護者の同意が必要になります。
- 令和5年度未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金「AKATSUKI プロジェクト」において、同一テーマで複数のプログラムに応募/採択されることは認められません。(AKATSUKIプロジェクト全体で採択者情報を共有し、重複が認められた場合は採択を取り消します。)
- Proについては、2020年度以降の未踏IT人材発掘・育成事業において、クリエータとして採択されていないこと。
- Proについては、令和4年度未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金「AKATSUKI プロジェクト」のもと実施されたすべての事業において採択されていないこと。ただし、2023年度福岡未踏Solve採択者に限り、2024年度Proのみ応募可能とする。
- プロジェクト期間を通して、福岡県内に在住している、又は福岡県内に通学通勤していること。
- 提案するプロジェクトを活用して、日本のIT関連産業の発展に寄与する意欲があること。
- 原則として、福岡未踏が実施するすべてのイベントに参加できること
4.応募に必要な準備(Proコース/Jumpコース)
ProコースとJumpコースは書類選考とヒアリングがあります。
応募から採択までの流れ
応募から採択までの流れは下記の通りです。具体的な日程はスケジュールの項目を確認してください。
- 事前エントリー
- Webのフォームからのエントリーになります。応募に際して申請者情報、その他必要情報をフォームから入力してください。その後、運営から課題提出方法を登録メールアドレス宛にお送りします。
- 課題提出(24/6/9締切)
- 運営から指定された課題提出方法に従って課題を提出してください。なお、期間内であれば何度でも再提出可能です。
- 書類審査結果の通知
- 書類審査の結果を課題提出締切後、メールにてお送りします。審査通過した方へはヒアリング日程の日時を通知いたします。
- ヒアリング(24/6/23)
- PM が、提案者に対して対面もしくはオンラインにて10分~30分程度のヒアリングを行います。提案者は5分程度で提案内容をプレゼンテーションして頂き、その後、提案内容に関していくつか質問を行います。
- 採択決定
- ヒアリング終了後、約1週間後に採択結果がメールで届きます。また、採択プロジェクトに関する情報は、福岡未踏のホームページで公表します。
事前エントリーの方法
応募のエントリーにはGoogleフォームを利用します。下記のURLのWebページ内で必要事項を入力してください。また、グループによる提案を行う場合は、代表者が代表して行ってください。
コースによってエントリーフォームが異なりますのでご注意ください。
Proエントリーフォーム:https://link.arakawa-lab.com/fukuoka-mitou-2024-entry
Jumpエントリーフォーム:https://link.arakawa-lab.com/fukuoka-mitou-2024-entry-jump
5.提案書のつくりかた
A4で3ページ以上10ページ以内、フォーマットは自由です。ただし、提案書には下記の内容を全て含めてください。
- なにをつくるか
- 提案の背景、目的、目標を、その分野の専門家でない人にもわかるように丁寧に記述してください。
- 斬新さの主張、期待される効果など
- 少し背伸びをしてもいいので、自由に記述してください。
- 具体的な進め方
- 計画の緻密さを確認するため、以下の項目を記述してください。
– 主に開発を行う場所
– 使用する計算機環境(ハード、OS)
– 使用する言語、ツール
-(グループで応募する場合)各クリエータの作業の分担
– 開発にあたり、人件費以外の必要な支援(3Dプリンタが使いたいなど)
- 計画の緻密さを確認するため、以下の項目を記述してください。
- プログラミング経験について
- 提案者がどんなスキルをもっているか、記述してください。
グループによる提案の場合は、クリエータとなる参加者全員について記述してください。
- 提案者がどんなスキルをもっているか、記述してください。
- プロジェクト遂行にあたっての特記事項
- 学業、仕事との両立や関係、環境が変わる可能性等、特殊な事情があれば記述してください。
大学生・大学院生の場合、プロジェクト期間中に在籍する研究室がある場合
- 学業、仕事との両立や関係、環境が変わる可能性等、特殊な事情があれば記述してください。
- プログラミング以外の勉強、特技、生活、趣味など
- 簡潔でよいので自由に記述してください。
グループによる提案の場合は、クリエータとなる参加者全員について記述してください。
- 簡潔でよいので自由に記述してください。
(2024/05/23 更新)